代表の周鉄鷹が部門別1位・2位を獲得!!
この度、2023/02/07〜09にマレーシアの首都クアラルンプールで開催された
国際規模のフォトコンテスト『COSMOS AWARDS 2023』において
前撮り部門のお二人ショットカテゴリーで2位、新婦ソロショットカテゴリーで見事に1位を獲得!
実は、今までアメリカ・ラスベガスで開催された
フォトコンテストWPPIが盛り上がりをみせておりましたが
コロナの影響で2022年にコンテストの中止が突如発表され
一時は、今後どうなっていくのかと心配しておりました。
しかし、ギリシャの会社がオンラインで開催している
『COSMOS AWARDS』が受け持つ形となり、ひとまずは安心したところです。
今回は、その様子をレポートしてみたいと思いますが、
英語が不得手なもので解釈等が違っているかもしれませんので、ご了承くださいませ。
COSMOS AWARDS 2023の規模感
今回のコンテストは、事前にオンラインコンテストの予選があり、
その基準をクリアした作品が実際のプリントでライブ審査という形で競い合いました。
プリントで審査されるということは、
モニター上では再現しきれないディテールもチェックされるので厳しい審査が予想。
今回のコンテストは、開催時期や審査方法などがWPPIと類似しているので
つい比べてしまうのですが、開催国がアメリカとマレーシアという規模感の違いか、
COSMOS AWARDSが初めてのリアル開催だからか、かなり規模が小さいコンテストでした。
しかし、私たちにとっては都合のいいことばかりでした。
英語が苦手で、周の中国語だけが頼りの引っ込みがちな私たちにとっては、
国際的にトップクラスのカメラマンと交流がしやすかったり、
ライブ審査の規制(ビデオや写真の撮影OK)が緩かったり、様々なホスピタリティが受けられたり、
大規模なイベントでは得られないようなメリットがあったのです。
幸いにも、中国語は第2の万国共通語の状態で
多くの中国系カメラマンがいた為、周の中国語からの通訳を頼りになんとか理解ました。
特にマレーシアという国は、人口の割に
多くの中国系トップクラスのカメラマンを輩出する国で
こういった方々と直に接する事が出来る貴重な機会でもあったのです。
スポンサー主催のパーティに招待され、ダブルマスタークラスのカメラマンKEDA.Z氏と談笑する周鉄鷹
ライブジャッジ
気になるライブジャッジですが、このようなホテルの小宴会場で行われました。
審査員は5名同時に審査し、審査員は随時入れ替わります。
WPPIで遠くからお見かけした著名な方々ばかり……
審査は厳しくも適切なコメントが付け加えられ進んでいきます。
評価方法は審査員の持ち点が100点満点で減点方式。
審査員5名のうち、一番下と一番上の点数を出した人を除いた3人の平均点がその作品の点数となります。
その点数が
80点以上 入選
83点以上が決勝審査に進め、
86点以上が金賞
90点以上プラチナ賞
作品が審査の順番になると中央のスタンドに運び込まれます。
この場所以外で評価はされることは無いので、全て同じ環境で評価されます。
審査される順番は誰にも知らされない為、
自分の作品が審査される様子が見たいと思ったら、ずっとこの場所にいるしかないのです。
そして、やっと出展した作品が出て審査されるわけですが、
見学者は審査に影響が出ないよう、声を出したりしてはいけません。
例え、いい点数が出てもはしゃいだりせず拍手を送るのみです。
どのような点数が出るか気になるのですが、カメラマンとしてはどのように評価されたが一番気になります。
そう、このコンテストはカメラマンが自分の技術を研鑽する場なのであります。
その評価は全て英語で言葉は通じなくとも、何となく伝わるものでとても参考になりました。
周が出展した作品が審査される様子
周の作品が評価される、私たちが手に汗握る瞬間でもありました。
このように2000点を超える作品を丸一日かけて審査が行われるわけですが、これで終わりではありません。
ここから200点が決勝戦として再審査にかけられます。
20以上のカテゴリーで、それぞれのベスト3を選ぶのです。
さすがにこの様子は見る事が出来ず、外で待っているしかありませんでした。
翌日、審査が終わった作品は、会場のホワイエに入選された作品全てが展示されます。
世界中から寄せられた優れた作品を一堂に見れるまたとないチャンス!
どれも、細かい所までの作りこみが素晴らしく、上には上がいて、世界はまだまだ広すぎると感じるのでありました。
展示された作品。真ん中の作品が出展作品の一つ
トップクラスのカメラマンによるセミナー
会場入り口とセミナー開催の案内
この『COSMOS AWARDS』開催期間中は、ライブジャッジだけではなく、
プロカメラマン向けに様々なセミナーやイベントが開催されます。
このセミナーは、世界をまたにかけて活躍するトップカメラマンが講師のセミナーです。
縁鎌倉ウエディングの技術力は、こういったところから生まれてくるのです。
中国で活躍するLENO OOI氏のセミナー
中央の白いパンツ姿の方がLENO OOI氏で、独自の光と影の作り方にはただただ脱帽。
マレーシアキャノン主催のセミナー
新型機材を駆使して匠な多重露光テクニックで、民族衣装の婚礼姿をよりエキゾチックに演出
KEDA.Z氏によるセミナー
世界有数のカメラマン現像テクニックは目を見張るものばかり!
Johnson Wee氏とのロケーション撮影
今回のマレーシア行きのもう一つの目的は、マレーシアでのロケーション撮影でした。
それは、周が懇意にしているJohnson Wee氏の全面協力により実現したもので
周のロケーション撮影コレクションにクアラルンプールも加わる事になりました。
Johnson Wee氏は、マレーシア在住の中国系カメラマンです。
ダブルマスタークラスのカメラマンで国際的なコンテストを総なめにし、
数多くの国際的なコンテストの審査員も務める一方、
マレーシアキャノンのアンバサダーにも任命され、
マレーシアではキャノンの新型機のCMにも顔を出すほどの人物です。
そのような人が、今回特別にJohnson Wee氏から特別に個別レクチャーを受ける事が出来ました。
世界をまたにかけるトップクラスのカメラマンから
個別指導が受けられるのは幸運としか言いようがありません。
時を忘れマレーシアの蒸し暑さも忘れるほどでした。
トップクラスのカメラマンにもかかわらず、第一印象は大人しく謙虚な感じ。
Johnson Wee氏から直接指導を受ける周鉄鷹
Johnson Wee氏の手にかかれば、「こんな場所で?」という場所で
たちまちにしてファンタスティックな写真が仕上がります。
もはや神としか言いようがありません。
ここで得たノウハウを普段の撮影技術に活かし、お客様へご提供するお写真に繋がっていくのです。
ホテルの非常口に新郎新婦のモデルを立たせての撮影。
そして表彰台へ
そして表彰式のセレモニーへ。
正直なところ、出展した8作品は入選はしたものの、
辛口の審査の前に、思うように点数が伸びず、あまり期待していなかったのです。
また、当初の予定より、参加者が集まらなかったのか空席が目立ち、セレモニーも15分遅れでまったりスタート。
セレモニーにはディナーも用意されたものの、
マレーシアというイスラム教を主とするお国柄か、お酒は用意されず、まったり感は増すばかり。
そんな状況で油断していたら、突如!しかもまったりと周鉄鷹がアナウンスされびっくり!!
しかも、部門別1位と2位を獲得!!これには本当にびっくりしました。
KEDA.Z氏からトロフィーを手渡される周鉄鷹
今回のマレーシアでは、輝きの増したトロフィー2つと
沢山の撮影&現像テクニックを日本に持ち帰ることが出来たのでした。