【スタッフコラム】ザ・リッツカールトン,日光での宿泊
「日光」駅などの中心街から、いろは坂を越えた先に優雅にたたずむ
世界でも有数のラグジュアリーホテル「ザ・リッツカールトン,日光」。
今回は独断と偏見ではあるが、このホテルの楽しみ方を紹介してみたいと思う。
なお、各種サービスは掲載日時点であることをご容赦願いたい。
奥日光といえば
紅葉シーズンが人気ではあるが、
新緑の季節や冬の季節がお勧めと案内をして頂いたスタッフさんからのお話だ。
私もその意見に同感だ。
連休明けの時期は人も少なく、山々が鮮やかな緑に彩られ美しい季節の一つ。
いまやネットでどんな情報も簡単に手に入る時代。
それなのにこの新緑の美しさに桜や紅葉と比べて知られていないのが不思議なくらいだ。
1月中旬や2月の時期は、いわゆるシーズンオフでお休みしているお店も多いかもしれない。
けれども静かでどこまでも続く白銀の世界は、奥日光の大自然を独り占めしている様な気分にさせてくれる。
エントランスから中へ
一歩足を踏み入れるとそこは安らぎの空間が。
優しい香りが立ち込めてリラックスさせてくれる。
早速、ウエルカムドリンクのサービスが
爽やかな一杯が長旅の疲れを癒してくれる。
カウンター前で列に並んでチェックイン、、、ではなく
チェックインは、ザ・ロビーラウンジで。
ウエルカムドリンクを嗜み、行き届いたお庭の景色を眺めながらのチェックイン。
「ザ・リッツカールトン,日光」のアフタヌーンティー
宿泊予約する際に、併せて予約して頂きたいお勧めは「ザ・リッツカールトン,日光」のアフタヌーンティー。
最近、ラグジュアリーホテルでアフタヌーンティを嗜むのが流行っているらしい。
19世紀にイギリス貴族の文化から始まるアフタヌーンティーといえば、
紅茶と軽食やスイーツなどを楽しむものというのは誰でも知るところ。
「ザ・リッツカールトン,日光」では、日本茶で楽しむというのがポイント。
日本全国から取り寄せた5種類の茶葉からお好きなものが選べる。
選んだお茶は3杯頂けるのだが、淹れ方にこだわっていて、3杯とも味が変化するのが面白い。
栃木県産の食材にこだわり、その季節に合わせた
軽食・お菓子・スイーツは「ザ・リッツカールトン,日光」ならでは。
アフタヌーンティーが初めての方は3時のおやつ程度のものを連想しがちだが、
ランチに匹敵するボリュームがあるので、スケジュールは
ディナーやモーニングなどのお食事時間とは十分に空けておくことをお勧めする。
きれいに盛られた3段のスタンドは、もはや芸術品。
ザ・リッツカールトンスパ
さらにザ・リッツカールトン,日光に宿泊したら是非とも時間を空けたいのが、
グループホテルでは初となる露天風呂「ザ・リッツカールトンスパ」だ。
「ザ・リッツカールトンスパ」に向かうにあたっては、
オリジナルの浴衣と風呂敷をアレンジした手提げ袋が用意されているので
このアイテムは是非使っておきたい。
フィットネススタジオで軽く汗を流してから入るのもいいかもしれない。
早速、露天風呂に向かう。
硫黄の匂いがたちこめる露天風呂は否が応でもテンションが上がってくる。
私がスパに入った日は、霧が濃く立ち込めていて
白く幻想的な景色が露天風呂から眺められ、しばし時を忘れそうになる。
湯上りには、今治のバスタオルが用意されている。
これがとてもフカフカで気持ちがいい。
またオリジナルのミネラルウォーターも備え付けれていて飲み放題なのが嬉しい。
夜までのひととき
ゲストルームでひと休み。
和と洋のエッセンスをバランスよく取り入れたデザインはとても落ち着く。
「ザ・リッツカールトン,日光」では座禅やワークショップなど
様々なアクティビティが用意されているが、
縁側ラウンジで大切な人と何もしていなくてもただ過ごすのも贅沢の一つ。
縁側ラウンジのテーブルにはウェルカムフルーツとして栃木県特産のイチゴが迎えてくれる。
雨が降ってバルコニーに出ると中禅寺湖からの清々しい空気が優しく体を包み込む。
景色は無言で時として美しく演出するので目が離せない。
男体山が霧と闇に包まれくるとディナーの時間だ。
洋食レストランのレークハウスも捨てがたいが
今回は「日本料理BYザ・リッツ・カールトン日光」へ。
ここでも地元の食材を生かした数々の芸術品がテーブルを華やかに飾る。
これだけ美しく美味しいとお酒がスイスイと進むのは言うまでもない。
お食事の後はフカフカのベッドでくつろぎ、
就寝前のひと時を楽しむ。
モーニング
朝起きて眺めの良いバスタブで朝風呂を早速楽しむのもよし。
ギリギリまで床の間につくのもよし。
どちらも捨てがたい贅沢な悩み。
そうこうしているうちにモーニングの時間だ。
「日本料理BYザ・リッツ・カールトン日光」へ。
客室でお食事を楽しもうかとも考えたが、ビュッフェコーナーを存分に楽しみたくて
レストランに向かう。
席についてしばらくすると、
ジュエリーボックスに見立てた特製木箱には、宝石のような朝食が。
和朝食と用朝食がチェックインの際に選べるのだが、これがどちらも捨てがたい。
これだけでも十分に満足出来るものだが、さらにビュッフェコーナーにも手を伸ばしたい。
シリアルやヨーグルトなどが豊富に取り揃えてあるのが嬉しい。
瓶牛乳や栃木名物のレモン牛乳などが楽しめるのが面白い。
ゆっくり味わって楽しむとお昼がいらなくなるくらいだ。
チェックアウト
モーニングをゆっくりと堪能し再びゲストルームへ。
チェックアウトが12:00までなのでモーニングの後もゆっくりくつろげる。
縁側ラウンジにある備え付けの写真集を拝読。
たまにはスマートホンを置いて、こういうくつろぎ方が出来るのも
ラグジュアリーホテルならではといえるだろう。
クローゼットからスーツケースを取り出し、
チェックアウトの準備をする。
ゆっくりしているのにあっという間に時間が過ぎていく。
チェックアウトの時間だ。
よくあるホテルのチェックアウトの慌ただしさを感じさせないのは流石!
エントランスに向かうとすでに自分の車が目の前に用意されていて、いつでも出発OK。
出発すると銅鑼(どら)が鳴り響き、まだ続く旅の無事を祈っているようだ。
身も体もリフレッシュしてザ・リッツカールトン,日光を後にして、
つづら折りのいろは坂を下りるのであった。