縁鎌倉ウエディングは、お店の名前から鎌倉の前撮り専門店のような印象がありますが、
実は横浜や東京駅の前撮りにも得意なお店という事はあまり知られていないようです。
なぜ鎌倉にあるお店が横浜や東京の前撮り撮影が得意なのかは、運営会社である株式会社アバントの成り立ちが大きく関わっているようです。
その中身を紐解いてみましょう。
株式会社アバントは2010年5月に横浜市中区山下町で創業しました。
縁鎌倉ウエディングがオープンしたのは2013年4月ですのでそれより3年も前の話です。
立地はとあるマンションの1室で、ベランダから山下公園などを望み、
裏手は中華街という何かと便利な場所でした。そういった場所でしたから土地勘は自然と身に付きました。
そう最初から鎌倉で創業した訳ではなかったのです。
そのため、縁鎌倉ウエディングの振込先の銀行の口座は
鎌倉支店ではなく横浜支店なのはその時の名残りなのです。
更に当時は結婚式場へのスナップ商品の販売が主流で、
前撮りはまだ行われておりませんでした。
でも前撮り撮影はしたいと考えていて撮影用のドレスは揃えたりサンプル撮影を行ったりしましたが、
和装までは考えも及ばなかったのでした。
しかしその数か月後、転機が訪れます。
東京都内いや日本でも有数の規模を誇る結婚式場から前撮り撮影の立ち上げプロジェクトの話が持ち上がりました。
その結婚式場は、洋装（ドレス）の前撮りもありましたが、日本庭園を有していたため和装の前撮りがメインとなりました。
創業前から弊社の代表は和装の撮影ノウハウをその時すでに持っていたので、
そのプロジェクトで、和装前撮り撮影のノウハウが存分に生かされ、更に熱い想いが更に沸き上がったといってもいいでしょう。
その間、紆余曲折はありましたがまあそこは省略するとして、
そのプロジェクトの事もあり2011年に事務所を移転しました。
当時は取引先があった東京都内の他、横浜の取引先にもあった為、乗換無しで行ける場所
という事で川崎市の武蔵小杉にしたかったのですが
タワーマンションブームで家賃が高くいい物件が無いので、その隣の元住吉に事務所を構えました。
重いカメラバックをもっての移動は、乗換無しで行けるというのは大きなポイントでした。
まだ鎌倉にたどり着いていないどころか、距離的には遠くなってしまいました。
しかしながら東京都内や横浜に行きやすかったこともあり、
お仕事も引き受けやすく、土地勘も鍛えらた上に次第に人脈も形成され東京や横浜の前撮りに精通するようになりました。
そしてその当時、鎌倉から転職したスタッフから鎌倉の古民家で前撮り撮影の提案が出ます。
いよいよ鎌倉に進出となるのですが、
不動産詐欺の被害に合うなど様々な困難にぶつかり、
構想から鎌倉のお店のオープンまで1年以上かかりました。
併せて事務所機能も移転し
2013年の桜が散った頃にようやく鎌倉の地で根を張るようになったのです。
その後も継続して横浜や東京には顔を出しており、
東京駅前撮りや横浜の前撮りなどの撮影を続けておりました。
そして横浜の結婚式場出身の営業スタッフが入社し更に強化されます。
まずは横浜前撮りをホームページに掲載し、東京駅前撮りの商品もも近日公開する予定となりました。
通常であれば東京や横浜にお店を出すという事になるのでしょうが
幸いにも気心が知れて技術力も確かなヘアメイクサロンが、東京と横浜のロケ地から近い場所にあるため、
そこで協力して前撮り撮影のお仕度を行う事になりました。
縁鎌倉ウエディングと同じクオリティが横浜や東京でも出来るポイントがここにもあるのです。
（勿論、これらのヘアメイクサロンは古民家ではありませんが、、、、）
他の会社だったら自社で新しいお店をオープン！という事になりかもしれません。
しかし、自分達の身の丈を考えここで無理に事業拡大という事でお店を出せば、お店作りに高額の費用がかかる→多額の借金→無理な返済→写真より数字→厳しいノルマ→疲れるスタッフ→下手な写真・接客の悪さ→お客様の不満
という事で私達の全く求めていない姿になってしまうのです。
話しは少しそれますが、
創業以来から当社ではノルマとか売り上げ目標とか受注目標とか一切掲げておりません。
これは当社が写真の品質が良ければ数字は必ず後から付いてくるという信念のもとに行われているからです。
それは決して数字をおろそかにするという意味ではありません。
写真の品質は、大切な数字より更に大切なものという意味です。
話しを元に戻しますが、写真の技術を磨く上で大きな弊害となるのはマンネリ化です。このマンネリ化はイマジネーションを退化させます。
鎌倉という地域に根ざしてより深く行う事も大事ですが、同じ場所だけだとマンネリ化が進んでしまいます。
そういった意味でも東京駅前撮り、横浜前撮りが大きな意味を持つのは言うまでもありません。
こういった一つ一つの積み重ねから、東京駅前撮りや横浜前撮りを行うのは、
縁鎌倉ウエディングにとってごく自然な流れであったといえるでしょう。
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